お知らせ
【文化庁派遣事業】寺岡すいせん保育所へ
- 2014.1.30
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*音楽の力による復興センター・東北は、平成25年度文化庁芸術家派遣事業〔東日本大震災復興支援対応〕の
音楽プログラムをコーディネートしています。今日は、仙台市泉区にある寺岡すいせん保育所に仙台チェンバーアンサンブルの「夢いっぱいコンサート」をお届けに行きました。
会場は、年齢ごとの保育室に囲まれるように設置された吹き抜けのホールです。いろんな楽器の音がするのが気になる子どもたちがガラス越しに並んでこちらをじっと見ている中、リハーサルを開始しました。ステンドグラス風の窓から、ちょうどステージの背景にも色とりどりの光が差し込んでいて、とても綺麗です。
コンサートは「サウンド・オブ・ミュージック」から始まりました。勝又久美子さんのきれいな声や大きな声にびっくりして、口をぽかんと開けて見ている子もいます「運動会で聴いたことがあるかも…」とクラリネットの叶光徳さんが紹介した「トリッチ・トラッチ・ポルカ」では、2歳児たちが座ったまま走る真似をして楽しそうです。その後は、曲のタイトルになっている動物当てクイズや、「ドレミの歌」でのボディパーカッションなど、みんな大はりきりです。
そしてリクエストのあった「おーいかばくん」はタイトルを言っただけで歓声が上がりました。演奏が始まる前から歌いだす子もいました。みんな大好きな曲なんですね。とてもいい顔で歌ってくれました。
園長先生が「最後までちゃんと聞いていられるかどうか…」と心配していた子たちも、最前列でとても立派な態度で聴いてくれました。
その日の午後、お昼寝から起きてきたばかりの子どもさんが、寝ぼけまなこで「先生、コンサートは?音楽また聞きたい!」と言ったのだそうです。夢でも見ていたのかもしれませんね、と先生が後で教えてくれました。みんなとっても楽しかったんですね。またいつか、会いましょうね。