お知らせ
【花は咲く】中央市民センター_2月
- 2014.2.4
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宮城野区被災者交流支援事業 ≪仙台フィルとうたう「花は咲く」合唱団プロジェクト≫
(主催:音楽の力による復興センター・東北、仙台市/助成:ウィーン・フィル&サントリー音楽復興祈念賞)
おおむね60歳以上の津波で被災した方々と毎月1回、仙台市宮城野区内3か所の会場で合唱の練習をしています。
今年4月、仙台フィルと一緒に宮城野区文化センターのステージで歌います。今日は立春。春は名のみの風の寒さや…と歌われる通り、凍るような風の中に小雪が舞い散る日ですが、練習はいつにも増して熱が入りました。春の予感が本番へ向けての意欲を高めているのでしょうか。みなさんお元気な様子で何よりです。
今日からあらたに参加する2名の新人さんを迎えました。そのうちのお一人はなんと90歳だそうです!!有り難いことですね。講師の齋藤翠さんは、「花は咲く」だけでなく、季節に応じた唱歌も取り入れながら練習を進めていきます。今日は「冬景色」「故郷」など歌いました。「懐かしいねえ」「たしか中学の教科書に載っていたと思う」など思い出話も飛び出してきました。
歌の表現を豊かにしていくため、翠さんの要求もどんどん高度になっていきます。腹筋の支え、歌いだす直前の呼吸の準備、のどの開け方、語尾の粘りなどなど。それに応じるかのように参加者からも質問が出ます。「このフレーズのブレス位置は?」「U母音を出すとのどがくすぐったいのですが…」みなさんの向上心が表れていますね。頼もしいです。
練習が終わって、90歳の新人さんは「ほんとに楽しかったわあ。昔、自分もコーラスやっていたから懐かしくてねえ・・・」と満面の笑顔で帰っていきました。今後ともよろしくお願いします!