お知らせ
「復興コンサートいずみ2014」開催しました
- 2014.2.7
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泉区保健福祉センター主催「復興コンサートいずみ2014」にお伺いしました。仙台市泉区の借上げ民間賃貸住宅にお住まいの方と地域の民生委員さんたちとの交流の場として昨年3月に開催したこの企画、ご好評いただきまして第2回を行なう運びとなりました。
今日の出演は仙台フィルハーモニー管弦楽団メンバーによる弦楽四重奏(ヴァイオリン小川有紀子さん・岡村映武さん、ヴィオラ御供和江さん、チェロ山本純さん)です。小雪舞い散る寒い日でしたが、会場のイズミティ21展示室には120名を超える参加者がありました。オープニング曲はメンデルスゾーン「緑の森よ」。しっとりとやさしい弦の響きが会場全体を包みます。
その後、会場の近所にある泉第二チェリー保育園の年長さんが歌を披露しました。弦楽四重奏の伴奏で「にじ」「生きてこそ」を元気いっぱいに歌う子どもたちの姿に観客のみなさんは目を細めていました。大きな拍手を受けて子どもたちは恥ずかしそうに、でもちょっと誇らしげな様子でした。
コンサートの進行は小川有紀子さんが務めました。
「今日はせっかくの機会なので、ヴァイオリンのデュオや、弦楽三重奏、そして四重奏と、楽器が少しずつ増えていくと、どんな風に音楽が変わっていくか、“アンサンブル”とはどういうものなのかを少し知っていただけたらと思います」との趣向で、2人、3人、4人と編成を変えながら、シュターミッツやモーツァルト、ドヴォルザークなどの曲で弦楽の魅力をたっぷりと披露しました。またその後、仙台白百合女子大学聖歌隊の有志10名が「みははマリア」「手紙」を歌いました。観客のみなさんはみずみずしいハーモニーに聴き入っていました。窓の外では雪の降り続くなか、ここにだけあたたかい光が差してくるような気がしました。
幼児も若者もお年寄りも参加して一緒に楽しむのが「復興コンサートいずみ」の特長です。アンコールはみんなで「花は咲く」を歌い、会場は一体感に包まれました。会場のみなさんの表情や歌声は、前回の時よりもなんとなく力強いように感じました。
またお会いできるのを楽しみにしています。ゲスト出演してくださった泉第2チェリー保育園のみなさん、仙台白百合女子大学聖歌隊のみなさん、ありがとうございました!