宮城野区被災者交流支援事業 ≪仙台フィルとうたう「花は咲く」合唱団プロジェクト≫
（主催：音楽の力による復興センター・東北、仙台市／助成：ウィーン・フィル＆サントリー音楽復興祈念賞）
おおむね60歳以上の津波で被災した方々と毎月1回、仙台市宮城野区内3か所の会場で合唱の練習をしています。
今年4月、仙台フィルと一緒に宮城野区文化センターのステージで歌います。

  風は氷のような冷たさですが、陽光はすでに春のまぶしさです。週末の大雪も徐々に溶け、交通もようやく平常に戻りつつあります。
さて、今日も高砂市民センターで「花は咲く」合唱練習です。講師はいつもの齋藤翠さん、伴奏は可沼美沙さんです。
ウォーミングアップに「雪の降る町を」を歌いました。「この町はどこでしょう？」と翠さんがクイズを出すと「青森？」「北海道！」「秋田！」といろいろな答えが出ましたが、正解は山形県鶴岡市だそうです。この曲の最後の高音が出ないという方がけっこういらしたので、翠さんが「のどの奥を開けるイメージで歌ってみてください」とアドバイスすると「わあ、出る！」「すごーい！」と喜びと驚きの声があちこちで上がりました。
練習も本番態勢に入りました。楽譜を手に持ったまま声を遠くに飛ばすこと、リフレイン部分の表情のつけ方、前奏や間奏から歌に入る瞬間の準備についてなど、丁寧に練習しました。
 最後は二手に分かれてお互いの声を聴き合いました。みなさんちょっと緊張したようでしたが、「人に聞かせる」という意識を持っていまのうちから慣れておけば本番も安心ですよね。また来月もよろしくお願いします！