仙台市青葉区の八幡コミュニティセンターで「八幡地区ふれあいコンサート」が開催されました。出演は仙台木管五重奏団のみなさん。メンバーはフルート宮嵜英美さん、オーボエ山岸亜貴さん(ゲスト)、クラリネット叶光徳さん、ファゴット新田栞さん(ゲスト)、ホルン山本大さんです。山本大さんは復興コンサートの活動が始まった当初に何度もご参加いただいた方で、今日はとても久しぶりの出演となりました。

会場のすぐ隣にある北六番丁市営住宅の12戸が仙台市では最初の復興公営住宅として利用されたそうです。この復興住宅にお住まいの方々と地域の方との交流を図るために今回のコンサートが企画されました。その他にも、八幡地域の借上げ民間賃貸住宅にお住まいの方もご招待されました。

 コンサートはシュランメル「ウィーンはいつもウィーン」から賑やかに始まりました。開演前は「クラシックですか…」と少し緊張気味だったお客様も、楽しい曲にほっとされたようでした。
その後の楽器紹介では、お客様に目をつぶっていただき、どの楽器の音かを当てていただきました。これはなかなか難問だったようですね。正解発表の後は、楽器の特徴や音の鳴る仕組み、そしてそれぞれの楽器による有名なフレーズを一節演奏しました。「白鳥の湖」には「あぁ、この音色はオーボエだったんだ！」とみなさんすぐに気づいたようです。
日本の歌のメドレーの中では、最後に「故郷」が含まれいて、会場のみなさんも一緒に歌いました。八幡町にこれまでずっと住んでいる方にはもちろん、これからここに住むことになった方にもここはいずれ「ふるさと」となる場所。日々を安心して暮らせる場所でありますようにと願わずにはいられません。
大雪で足下の悪い中を多くの方にお出かけいただきました。ありがとうございました！