お知らせ

多賀城ライオンズクラブ復興コンサートへ

2014.2.15

宮城県多賀城市にあるキャッスルプラザ多賀城において、多賀城ライオンズクラブ第1000回記念例会が開かれ、その第2部として復興コンサートを開催しました。出演は、いずれもフルート奏者の渡邉珠希さん、池田緋沙子さん、櫻井希さんです。
 多賀城3 ライオンズクラブとは地域での社会奉仕活動を行う団体です。このキャッスルプラザも会員事業所のひとつなのですが、震災時は1階部分が全て浸水し、事業再開までには3か月を要したとのこと。また同じく、ほとんどの会員の事業所や自宅が大きな被害を受け、今でも仮設住宅にお住まいの方もいらっしゃいます。 このクラブの1000回目にあたる記念の例会に、日ごろの活動を支えてくれる会員の奥様方への感謝も込めて、復興コンサート開催のご依頼を頂きました。

多賀城23名の女性フルート奏者が舞台に現れると、なんとも春らしい雰囲気となりました。リスト「愛の夢」から始まり、フルート奏者にはおなじみのカステレード「フルート吹きの休日」、誰もが耳にしたことのある「ロンドンデリーの歌」と続きます。演奏の合間には、渡邉珠希さんが「みなさん、リラックスして楽しんでくださいね」と話しかけながら緊張をほぐしていきます。それぞれの曲の紹介も交えながら、和やかに会は進みました。多賀城5
終わりには「花は咲く」を会場のみなさんと一緒に歌いました。終演後、参加した方々から口々に「とても良かったよ」「なんだか癒されました」と声をかけられました。
この日は前日からの大雪の影響で交通機関が乱れ、道路状況も大変なものとなっていました。終演後、出演者の皆さんと今日の公演が無事に終了できたことに心から感謝しました。「演奏させていただいて、『良かったよ、ありがとう』と言っていただいて。私達はとても幸せですね。」と帰りがけに珠希さんが言ってくださったことが、とても心に残りました。
市域の半分が津波浸水地域となった多賀城市。仙台市と隣り合っているにも関わらず、なかなか出かけていく機会のなかった地域です。今後も少しずつでも、コンサートを届けに伺うことができたら、と思いながら帰りました。