＊音楽の力による復興センター・東北は、平成25年度文化庁芸術家派遣事業〔東日本大震災復興支援対応〕の
音楽プログラムをコーディネートしています。

今日は仙台市太白区にある仙台市太白保育所に行きました。会場周辺の道路には除雪した雪の山が累々と並んで路線バスも通れない状況ですが、演奏会は予定通り行われました。プログラムは仙台チェンバーアンサンブルの「夢いっぱいコンサート」です。0歳児から5歳児までおよそ80名の子どもたちが参加しました。
   ドレス姿の演奏者が登場すると、「かわいいー！」「きれいー！」の大合唱、その声はしばらく止みませんでした。映画「サウンド・オブ・ミュージック」の曲、アニメソング、本格的なオペラ歌曲など多彩なプログラムで、年少さんも集中して聴いていました。目の前でヴァイオリンやチェロが奏でられる様子をじっと見入る子もいます。先生の膝の上で手拍子する1歳児もいます。
「ドレミの歌」に合わせてボディパーカッションをやるときには、跳び上がらんばかりに大盛り上がりでした。子どもの中にはいつもリズムが弾んでいるんですね。
リクエストの「カレンダーマーチ」ではみんな全力で歌っていました。演奏者はその声に圧倒され、じんわり感動していました。子どもたちのまっすぐなエネルギーを受けて、演奏もいっそうイキイキしたようです。こういうエネルギーのやり取りが生演奏の魅力ですね。

最後に、子どもたちが作ったくび飾りと折り紙の指輪が演奏者ひとりひとりに贈呈されました。
とても楽しかったです。どうもありがとう！