お知らせ
【花は咲く】パトナホール_4月
- 2014.4.1
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宮城野区被災者交流支援事業 ≪仙台フィルとうたう「花は咲く」合唱団プロジェクト≫
(主催:音楽の力による復興センター・東北、仙台市/助成:ウィーン・フィル&サントリー音楽復興祈念賞)
おおむね60歳以上の津波で被災した方々と毎月1回、仙台市宮城野区内3か所の会場で合唱の練習をしています。
4月23日に宮城野区文化センターのステージで仙台フィルと共演します。梅の花が満開となった仙台、こちら「花は咲く」合唱団もまもなく咲こうとしています。いよいよ今月23日、本番を迎えます。
きょうは公演会場の宮城野区文化センターパトナホールにて合同練習会を行ないました。これまで区内3か所に分かれて練習してきたメンバーが初めて一堂に会しました。そのせいでしょうか、みなさんなんとなくいつもよりおしゃれな装いでいらした感じがしましたよ。この練習が気持ちの張りになっている様子ですね。
さて、いつもの通り齋藤翠さんの指導と可沼美沙さんの伴奏で練習が始まりました。でも、380席の大きなホールに圧倒されたのでしょうか、最初は緊張して声もちぢこまっていたようです。しかし、本番と同じように舞台照明を入れ、客席の明かりを落とすとみなさんの声が俄然変化しました。勢いと力強さが増し、舞台上の姿も堂々として見えました。講師もスタッフもその変化にはたいへんおどろきました。今日はシークレットゲストとして、本番で演奏する仙台フィルのヴァイオリニスト小川有紀子さんとチェリスト山本純さんが参加しました。お二人はおよそ1年前、宮城野区の仮設住宅を回って演奏しました。合唱団メンバーの中にはそのときのことを覚えていて、再会を喜ぶ方もいました。弦楽器で練習するのは初めてでしたが、不安なくできたようです。小川さんと山本さんからの提案を受けて、さらに歌唱の表現力に磨きをかけました。
本番まであと3週間、ちょうど桜も咲いているころでしょうか。待ち遠しいですね。(*なお、観覧者の募集は3月で締め切りました。応募多数のため抽選となります。ご了承くださいませ)