お知らせ

気仙沼その6_リバーサイド春圃へ

2014.6.25

気仙沼ツアー3日目。今日からは、仙台フィルメンバーによる弦楽四重奏団カルテット・フィデスの皆さんと気仙沼市内を訪問します。メンバーはヴァイオリンの松山古流さん、熊谷洋子さん、ヴィオラの御供和江さん、チェロの石井忠彦さんです。

IMG_4233-本日最初の会場となる老人介護施設リバーサイド春圃は、震災当時、建物の2階まで浸水し職員のみなさんの必死の救助があったものの、その後避難先で亡くなられた方も併せて、59名の尊い命が犠牲になりました。その後6回の引っ越しを経て、現在の場所に5階建ての建物を新築して再スタートを切りました。

IMG_2143-コンサートが始まる前から、最前列にいた93歳のおばあちゃんが、ヴィオラの御供さんとお話ししていました。クラシックが大好きなのだそうで、今日のコンサートをとてもとても楽しみにされていたようです。IMG_4309-
オープニングは映画『魔女の宅急便』の中から「海の見える街」でした。おばあちゃんは「素晴らしいわ!」と1曲ごとにたくさんの拍手を送ってくださいました。IMG_2163-
1曲目からほとんどすべての曲で、指揮を振るように腕を動かしながら演奏を楽しんでいたおじいさんもいました。小さな頃、指揮が上手だと褒められたことがあったのだそうです。それで、今でもこうして演奏と一緒に指揮をするのだそうです。

弦楽器の紹介も交えながら、コンサートは楽しく進みました。参加者の中には介護の必要な方も多く、演奏が終わった後の反応は静かなのですが、美空ひばり「川の流れのように」を演奏するとみなさん拍手喝采となりました。IMG_2166-
今回はメンバーからのおすすめの曲を演奏するコーナーがありました。ヴァイオリンの熊谷洋子さんが選んだのは「宵待草」。熊谷さんのお父さまが昔よく歌っていらした歌なのだそうです。少しもの悲しいメロディなのですがとても美しい曲で、弦楽器のハーモニーがとても似合っていました。また、終戦直後に大ヒットとなった「花の街」を演奏したところ、懐かしそうに口ずさむ方が多くいらっしゃいました。

IMG_4397-終演後は、施設長である上田先生や、理事長の猪苗代先生とお話しすることもできました。先生方も非常に喜んでくださって「またぜひ来てほしい」とのお言葉を頂戴しました。
お地蔵様

亡くなられた59名のみなさんを供養する59体の木彫りのお地蔵様にも手を合わせて、会場を後にしました。