お知らせ
【文化庁派遣事業】塩釜聖光幼稚園へ
- 2014.9.6
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*音楽の力による復興センター・東北は、平成26年度文化庁芸術家派遣事業〔東日本大震災復興支援対応〕の
音楽プログラムをコーディネートしています。宮城県内の私立幼稚園では、一番歴史の古いという塩釜聖光幼稚園に、杜の弦楽四重奏団のみなさんと伺いました。メンバーはヴァイオリンが叶千春さん、門脇和泉さん、ヴィオラが齋藤恭太さん、チェロが塚野淳一さんです。幼稚園は昨年100周年を迎え、その記念に今年1月にできたばかりという「聖光幼稚園100年ホール」が会場でした。PTA主催の「おたのしみ会」ということで、保護者のみなさんやお兄ちゃんお姉ちゃん、それからもっと小さな妹さん・弟さんたちも一緒です。
コンサートはクラシックから始まりました。はじめて見るヴァイオリンやチェロ、そして目の前で音のなる様子に、子どもたちは目をまんまるにして、前のめりになって聴き入っていました。途中、普段よく歌っているという讃美歌「かみさまにかんしゃ」を、弦楽四重奏の伴奏に合わせて歌いました。卒園生らしいお兄ちゃんお姉ちゃんが、一緒に口ずさんでいる姿も見えました。曲当てクイズでは、「おもちゃのチャチャチャ」や「いぬのおまわりさん」も登場。手拍子を合わせたり、歌える子どもたちは大きな声で歌ったり、体全体で音楽を聴いているようにも見えました。
帰りのお迎えを待つ子供たちと話していた園長先生が、「どの子どもたちも、本当に楽しかったみたいです!」と教えてくれました。「選曲が、とってもよかったと思います」とも言っていただきました。杜の弦楽四重奏団のみなさんの幅広いレパートリーは、日々、益々充実していっているところですが、これはお伝えしなければ…。子どもたち、大きくなった時にもまたコンサートに足を運んでくれたらいいなと思いながら、園を後にしました。