お知らせ
みやぎの「花は咲く」合唱団_9月その2
- 2014.9.26
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仙台市「音楽の力による震災復興支援事業」/宮城野区被災者交流支援事業
≪みやぎの「花は咲く」合唱団プロジェクト≫
(主催:音楽の力による復興センター・東北、仙台市)
宮城野区の仮設住宅および津波被災地域にお住まいのおおむね60歳以上の方々と、
毎月1回、合唱の練習をしています。秋分の日も過ぎましたが、今朝は汗ばむような陽気となりました。せんくら2014街なかコンサート本番まであと9日、みやぎの「花は咲く」合唱団の練習はいよいよ佳境に入ってきました。通常は毎月一回の練習ですが、今日は本番間際の追加練習です。
いつものようにウォーミングアップの体操から始めます。肩胛骨を大きく回したり、顔の筋肉や舌を動かして全身をほぐしました。
続いての指導は仙台オペラ協会の齋藤翠さん、伴奏は可沼美沙さんです。
これまで練習してきた歌の技術的なことに加えて、表情や視線、姿勢など「人に見せる」ためのコツも伝授。視線ひとつで雰囲気が変わることに合唱団メンバーも「ああそうか」「ほんとだねえ」と納得の様子でした。
本番を想定した一連の流れを通してやってみたところ、早くも緊張してしまい、ちょっと声が固くなってしまったところがありました。『村祭』を歌うときに翠さんが「子供のころお祭りに行ったときのわくわく感を思い出してください」と指摘すると、うたが活き活きと弾んで、途端に見違えました。やはり実感が伴うと歌が生きて来るんですね。
合唱団の第一期メンバーだった或る方が「せんくらのために」と急遽助っ人として参加してくださることになりました。少数派の男声パートを応援してくださいます。懐かしいお顔を拝見できてうれしかったです。こうしてみなさんをゆるやかにつないでゆく「場」があることの大切さを感じました。
今期からの或る新人メンバーは「合唱は初めてで、みんなの迷惑になるかと心配してせんくら参加を躊躇してましたが、やっぱり一緒に歌おうと思います!」と今日改めて参加を表明してくださいました。
みなさんそれぞれの思いを込めて、さあ、本番がんばりましょう!