お知らせ
【気仙沼3日目】愛耕幼稚園・面瀬中住宅・駒場公園住宅
- 2014.10.9
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気仙沼3日目、午前中は文化庁「文化芸術による子供の育成事業(芸術家派遣事業)」の一環で、愛耕幼稚園に伺いました。雰囲気のある礼拝堂は、響きもとてもよく「本格的なコンサートをしに来てみたいね」と演奏家の皆さんも驚いていました。
「花のワルツ」「主よ、人の望みの喜びよ」と少し長いクラシックの曲も、目の前で演奏される楽器の音に驚いて、子どもたちは食い入るように見ています。
その後は、いつも歌っている讃美歌や「さんぽ」などを一緒に歌ったり踊ったり。「チャルダッシュ」でVn.小川さんの超絶技巧に目を丸くした後は、アンコールに「Let it go」、題名を言わないまま前奏を始めると「キャーッ!」と大歓声。年長クラスは日曜日の運動会で、ダンスを踊ったばかりの大好きな曲でした。今までより一層大きな声には、一同本当に驚かされました。
後から園長先生が「伴奏してくださる演奏がすばらしいと、子どもたちもこんなに大きな声で歌えるんだとびっくりしました!」とのこと。演奏した皆さんも、子どもたちの元気な歌声にたくさんパワーをもらったコンサートでした。写真は帰りに、礼拝堂の入口で小山園長先生と。2か所目は面瀬中学校住宅。中学校のグラウンドいっぱいに153世帯が暮らしています。
こちらではバッハ「ヴァイオリンとオーボエのための協奏曲」から1楽章を演奏しました。
歌謡曲もたくさん用意していきますが「せっかくクラシックを専門にしている自分達が演奏に行くのだから、クラシックもいいな、と感じてもらえたら…」そんな風に出演者のみなさんがおっしゃいます。
今回も終演後、最前列で聴いていた女性が「今日はとっても楽しかったです。こんなに近くで、素晴らしい演奏が聴けるなんて思ってもみなかったです!」そういわれると、やはり演奏家のみなさんも、私たちもとても嬉しいものです。同時に一期一会ということも感じて、ご縁に感謝せずにはいられません。いよいよ今回のツアーの最終公演。駒場公園住宅談話室です。
やり残した曲はないかと最終確認中。Pf.阿部さんお一人でこの枚数。あらためてすごい数の楽譜です(そのほとんどはVc.山本純さんの編曲です。純さん、ありがとうございます!)。小さな会場ならではのお客さまとの距離感で、クラシックの他に「北国の春」「川の流れのように」なども演奏し、みなさんに歌っていただきました。
ヴァイオリンやオーボエ、チェロをこんなに間近で見ることもなかなかないこと、みなさん素晴らしい音色をとても喜んでくださいました。コンサートが終わると、演奏家とカメラマンはいよいよ3日間のツアーを終えて、仙台へ。
ムラカミサポート村上さんと駒場公園住宅のみなさんに見送っていただいて出発しました。お世話になった各会場のみなさん、そして演奏家のみなさん、本当にありがとうございました!(最後の写真は、村上さんが撮影。後から送ってくださいました。)