お知らせ

【文化庁派遣事業】高砂保育所へ

2014.10.21

*音楽の力による復興センター・東北は、
平成26年度文化庁芸術家派遣事業〔東日本大震災復興支援対応〕の
音楽プログラムをコーディネートしています。

今日は仙台市宮城野区にある仙台市高砂保育所へうかがいました。出演は加藤詢子マリンバアンサンブルのみなさん(加藤詢子さん、布田恭子さん、丹野富美子さん、誉田広耶さん、鈴木裕梨さん)です。
見たこともないほど大きなマリンバが運び込まれて、子供たちも先生も目を丸くしています。会場には0~5歳児と先生方にご近所の親子も加わって、およそ150名がぎゅうぎゅう詰めになって演奏を待っていました。
IMG_20141021_105601修正最初の曲はビゼーの「カルメン前奏曲」。大きな音にびっくりして泣き出した0歳児くんもいましたが、2曲目には泣きやんで、演奏をじーっと見つめていました。打楽器の軽快なリズムはからだに直接はたらきかけるのでしょう、子供たちは自然と手拍子したり頭を振ったり、ときには演奏者の真似をしたりして全身で音楽を楽しんでいました。「アンパンマンのマーチ」「さんぽ」などの好きな曲ではどの子も大きな声で歌ってくれたので、演奏者も嬉しそうでした。お隣りの子と手をつないで踊っている子もいました。
最後の曲は打楽器の本領発揮、ハチャトゥリアンの「剣の舞」です。この曲に一番反応したのはなんと0歳児チームです。数名がいっせいに手足をばたばたさせ始めたのですが、曲のリズムとぴったり合っていました。人間ってすごいですね(笑)。
演奏が終わって、或るお母さんが「来てよかった~」と感激した様子で帰っていきました。先生方も「いつも飽きる子供たちなのに今日は集中が切れることなく聴いていました」「いつもとちがう子供の様子が見られました」と言いました。
こちらも楽しかったです。どうもありがとう!