お知らせ
【文化庁派遣事業】仙台市立鹿野小学校へ
- 2014.10.24
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*音楽の力による復興センター・東北は、
平成26年度文化庁芸術家派遣事業〔東日本大震災復興支援対応〕の
音楽プログラムをコーディネートしています。今日はヴァイオリン叶千春さん、クラリネット叶光徳さん、ピアノ菅野明子さんの3人と、仙台市立鹿野小学校へ伺いました。音楽室に3年生63名が集まりました。
始まりはフランスの作曲家ミヨーによる「クラリネットとヴァイオリン、ピアノのための組曲」より第1楽章。目の前でヴァイオリンやクラリネットといった楽器を見るのは、ほとんどの子供たちが初めてのことだったようです。しかも、ミヨーなんて作曲家の名前は、きっと初めて聞いたのではないでしょうか。聴いたことがない曲だけれど、なんだかかっこいい音楽。無意識のうちにポカ~ンと口を開けながら聴いている子供たちもいましたが、みんな目は演奏者に釘づけです。
それぞれの楽器の仕組みを教えてもらった後、ブラームスの「ハンガリー舞曲」第6番では、演奏者の周りを囲んでもらいました。曲の途中で、テンポが早くなったり遅くなったり何度も変わるこの曲。演奏している人たちは、どうやってその早くなったり遅くなったりするのを合わせているんでしょう?その様子を近くで感じてもらえたらとの演奏者のみなさんからの提案だったのですが、いかがでしたでしょう?演奏者の息遣い、気付いてもらえたでしょうか?
最後には「ビリーブ」を一緒に演奏しました。3年生の歌声は、とっても澄んだきれいな歌声。ヴァイオリン、クラリネットと一緒に歌うのは、いつもよりちょっと気持ちがよかったですね。耳だけではなく、五感を使って音楽を楽しむ45分間に「とってもよかったです。私が一番楽しんだかも!」と担任の田崎先生が言っていましたよ、と校長先生が後で教えてくれました。みなさん、今日のコンサートのこと、ぜひお母さんやお父さんにも教えてあげてくださいね。またいつかお会いしましょう!