お知らせ

「黒松ふれあいコンサート」へ

2014.10.29

黒松2'黒松市民センター、支えあいセンターいずみ、(公財)音楽の力による復興センター・東北三者主催による「黒松ふれあいコンサート」が開催されました。支えあいセンターいずみが毎月開催するみなし仮設にお住まいの方のための「黒松サロン」の拡大版として、地域の方たちも一緒にひとときコンサートをお楽しみいただこう、というものです。

出演は、今回が復興コンサートへの初登場となる“スージー絆ブラス”より金管五重奏のみなさんです。トランペットは櫻井伸泰さん、鈴木明恵さん、ホルンは江刺俊一さん、トロンボーンはリーダーでもある鈴木智さん、チューバは古山理樹さん。いずれも宮城県内を拠点にヤマハ・ミュージック・ジャパン講師の他、フリーランスで活躍するみなさんです。特別ゲストとして近くにある「わかくさ幼稚園」の年長児きりん組・ぱんだ組58名も参加してくれました。

黒松1コンサートは、「ウィリアムテル序曲」の華やかなファンファーレから始まりました。ステージのすぐ目の前に座っていた幼稚園のお友達は、突然聴こえてきたトランペットのかっこいい音にびっくりしたようです。続いて早速、子どもたちの出番です。幼稚園の先生の指揮と伴奏で「あかいやねのいえ」を元気よく歌ってくれました。客席のおばあちゃんたちも、子どもたちの一生懸命な歌声に表情がほころんでいました。続いても子供たちの体操による「ようかい体操第一」。こちらはCDと生演奏との共演となりました。舞台の下と、客席を囲むように並んで、みんな元気に踊ってくれました。

黒松4楽器紹介では、ひとりずつが子供たちの目の前に出て、楽器を見せてくれました。続く「ピンクパンサーのテーマ」では、宝石泥棒ピンクパンサーのお話に出てくるように、全員がサングラスをかけ指を鳴らしながらこっそり陰から登場し…お客さんたちもフィンガースナップと手拍子で参加してくれました。

前半が終わったところで、わかくさ幼稚園の皆さんは残念ながら園に戻らなければいけませんでした。その後は大人の時間。「川の流れのように」と「ウェスト・サイド・ストーリー」メドレーで、金管五重奏ならではの華やかな音色や、輝かしい音色、甘い音色などを楽しむことができました。終わってからのアンケートを見ると普段コンサートなどに出かけることがあまりない方がほとんどだったようで「生の演奏はやっぱりいいですね」「金管五重奏というのは初めて聴きました、とても良かった」といった感想を頂戴しました。黒松5

コンサート後の茶話会には、出演者にも参加いただき、みなさん直接に感想をお伝えすることができたようです。広いホールに響き渡った金管五重奏の心地よい響き。たくさんの方にご協力いただき、「また聴きたい!」との声がたくさん届いたコンサートでした。