お知らせ
みやぎの「花は咲く」合唱団_12月
- 2014.12.17
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仙台市「音楽の力による震災復興支援事業」/宮城野区被災者交流支援事業
≪みやぎの「花は咲く」合唱団プロジェクト≫
(主催:音楽の力による復興センター・東北、仙台市)
宮城野区の仮設住宅および津波被災地域にお住まいのおおむね60歳以上の方々と、
毎月1回、合唱の練習をしています。今朝はどんよりとした曇り空、きりきりと冷たい風に風花が舞い、耳がかじかみます。
冬の嵐がまもなく来るとの天気予報のせいか、今日は参加者数がいつもより控えめでした。しかし、会場はいつもより数倍広いので、ウォーミングアップをひろびろとおこないました。ストレッチした後は大きな輪を作って広がったり駆け寄ったり。子供のような明るい笑い声が沸きました。みんなで体を動かすと楽しいですね。
さて、今日も合唱指導は齋藤翠さん(仙台オペラ協会)、ピアノ伴奏は佐藤亜紀さんです。
まずは、発声練習。軟口蓋の引き上げや母音の明るい響かせ方を意識して「あいえうお」「あおうえい」など発声しました。自分ではきちんと声を出しているようでも音が下がり気味であること、頭声と胸声では音の印象が違うこと、おなかから泉が湧き上がるようなイメージで声を出すことなどなど、細かい注意が出ていました。
イメージと言えば、「ふじの山」では「遠くの富士山に歌いかけるように」とのアドヴァイスがありました。すると歌の表情がすぐ変化して、歌にはイメージを持つことが重要なのだと感じました。
ここ数回は「知床旅情」や「家路」などハーモニーを聞かせる歌を練習しています。「ハモるなんて無理じゃない?」という当初の心配をよそに、アルトパートも安定してきました。耳慣れた主旋律ではない音程もだんだん身についてきた様子です。男声パートが少数派ながらなかなかの響きを出して良いバランスに聞こえます(ときどきですが)。
とはいえ、まだ第一声の音程に不安があってまわりの様子見をしてしまったり、うっかり胸声に落として響きを暗くしていますから、まだまだ安心はできませんよ。
今年最後の練習会も楽しく終えることができました。みなさん、年末年始どうぞお健やかにお過ごしください。また来年、元気にお会いしましょう!