お知らせ

【文化庁派遣事業】仙台市沖野保育所へ

2014.12.22

音楽の力による復興センター・東北は、
平成26年度文化庁芸術家派遣事業〔東日本大震災復興支援対応〕の
音楽プログラムをコーディネートしています。

IMG_20141222_103823冬至の今朝は仙台市若林区にある沖野保育所へ「歌声の魅力」プログラムをお届けに行きました。出演は仙台オペラ協会のソプラノ齋藤翠さん、及川亜紀子さん、森明子さん、メゾソプラノ松岡朋美さん、ピアノ日野有貴さんです。
リハーサルの様子をカーテンの隙間から覗き込んで「うわー!」と歓声を上げて廊下を走り回る子がいました。今日のコンサートをとても楽しみにしていたことがわかりますね。
会場には0歳から6歳までの子供およそ100名と先生方、そして保護者の方も数名いらっしゃいました。子供たちは元気いっぱいでとても賑やかです。さて、オープニングは演奏家が「さんぽ」を歌いながら登場しました。ドレス姿のおねえさんたちが出て来ると「きれい!」「かわいいー」と大さわぎ。目を輝かせて見ていました。IMG_20141222_102658
今日も童謡やアニメ曲、本格的なオペラアリアまでさまざまな曲が演奏されました。小道具を使ったり、子供たちにお手伝いをお願いしたりして、まるでおもちゃ箱みたいに楽しいコンサートです。
「オランピアの歌」では森さんが歌いながらぜんまい仕掛けの人形になって歩き回りました。ときどきぜんまいが切れて止まってしまいます。そこへすばやく松岡さんが飛んできてぜんまいを巻くと、また元気よく歌い始めるのでした。
IMG_20141222_103006年少さんは口をぽかーんと開けています。年長さんは森さんの大きな声にびっくりして耳をふさぎながらけらけら笑っています。「ドレミの歌」は最近の発表会で歌ったばかり曲とのことで、年長さんがノリノリで一緒に歌いました。
及川さんと松岡さんが「花の二重唱」を歌いはじめると、歌詞の意味は分からなくても、そのハーモニーの美しさにみんなうっとりと聞き入っていました。
最後に、年長のぞうぐみの子たちがお礼の歌を歌いました。振付もついていて、みんな一所懸命に歌って踊りました。素直でのびのびとした歌声を、演奏家はとてもうれしそうに目を細めて聞いていました。音楽を贈り合うことってすてきですね。IMG_20141222_110413
みんな風邪や胃腸炎に負けないでね!また会いましょう。