お知らせ
【文化庁芸術家派遣事業】ふたばハイジ幼稚園へ
- 2014.12.11
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*音楽の力による復興センター・東北は、
平成26年度文化庁芸術家派遣事業〔東日本大震災復興支援対応〕の
音楽プログラムをコーディネートしています。昨年に続いて訪問することになった、仙台市泉区北中山にあるふたばハイジ幼稚園。コンサートの後、子供たちから「楽しかった!」「またコンサートを聴きたい!」という声が多く、採択されないかもしれないけれど…と今年も応募くださったそうです。今回は、フルート櫻井希(のぞみ)さん、クラリネット菊池澄枝さん、ピアノ鷲尾恵利子さんによる“ジャスミン・トリオ”の皆さんの出演です。
黄色いお揃いのトレーナーを着た園児のみなさんが着席すると、扉から入って来たのは素敵なドレスのお姉さんたち。特に女の子たちは「わ~!」「かわいい~!」と目を輝かせています。1曲目はエルガーの「愛の挨拶」、そしてバッハの「主よ、人の望みの喜びよ」、ドビュッシーの『小組曲』より「バレエ」とクラシックが続きます。思いの外、最前列にいる3歳児のお友達も、演奏者をじっと見上げて聴き入っているようです。フルートとクラリネットの綺麗な音色に、すっかり惹きこまれてしまった様子です。
クラシックに続いて、楽器紹介もしながらそれぞれのソロコーナーです。ここでは今年大流行となったディズニー映画「アナと雪の女王」から3曲が演奏されました。譜面を読むと大人には難しく思えるリズムも、子供達の鋭敏なリズム感覚にはなんの問題もないようで…どの曲も大合唱となりました。その後は、演奏家が一度、幕の中に消えてしまうというハプニング?!次に出てくると、かわいいトナカイの角が付いていたり、サンタの帽子を被っていたりと、みなさんクリスマス・モデルに変身です。讃美歌やクリスマスソングを演奏してくれました。この日会場になったおゆうぎしつにも、各クラスで作った素敵なクリスマスツリーが壁面に飾られていました。子供たちはみんな、クリスマスを待ち遠しく思っているのですね。そんな12月の一日に伺ったコンサート、最後には年長クラスさんから演奏家のみなさんに、歌のお返しをいただきました。元気な歌声を、みなさんありがとうございました。
後日、お手紙が届きました。年長クラス担当の先生からの大きな封筒を開けてみると、子供たちが描いてくれた演奏家のみなさんの絵が入っていました。「コンサートが終わって、すぐに『お姉さんたちの絵を描いて、贈りたい!』と2人で描いたお友達と、家に帰ってから『やっぱり私も描いてプレゼントしたい!』と描いて次の日に持ってきてくれたお友達がいたんですよ」とのことでした。さっそく演奏家の皆さんにお届けしたところ、とてもとても喜んでくださいましたよ。どうもありがとうございました!(右写真のペンダントは、コンサートの終わりに演奏家&スタッフにプレゼントしていただいたものです。こちらもありがとうございました!)