お知らせ
みやぎの「花は咲く」合唱団_3月
- 2015.3.4
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仙台市「音楽の力による震災復興支援事業」/宮城野区被災者交流支援事業
≪みやぎの「花は咲く」合唱団プロジェクト≫
(主催:音楽の力による復興センター・東北、仙台市)
宮城野区の仮設住宅および津波被災地域にお住まいのおおむね60歳以上の方々と、
毎月1回、合唱の練習をしています。
弥生三月、めきめきと春めいてコートが要らないほどのぽかぽか陽気となりました。高砂市民センターにはつるしびなが飾られて、華やいだ雰囲気でした。
さて、いよいよ本番まで3週間、練習は残すところあと2回のみ、スタッフの方が少しどきどきし始めています。歌の仕上がり具合はまだまだ予断を許しませんよ。
本日も合唱指導は仙台オペラ協会の齋藤翠さん、ピアノ伴奏は佐藤亜紀さんです。母音に重点を置いた発声練習からはじめます。
「のどを開けて」「軟口蓋を高く」「音は高めに、しっかりつかまえて」と大事なことは何度も何度も言われます。歌の出来は一進一退で、調子の良しあしが日によっていろいろです。今日はハーモニーがやや乱れていました。
「ソプラノさん、アルトさんにつられてますよ!」「みなさん一人一人が自分で歌を引っ張るつもりで」と檄が飛びます。
また、言葉の最初が流れがちになったり、のどを力んで歌ったりする様子が見受けられたので、「腹筋を意識する練習をしましょう」と翠さんがトレーニング方法を披露しました。
椅子に浅く腰を掛けて、状態を真っ直ぐにしたまま、ほんの少し仰向きます。「おなかの下のほうに力が入りますよね?ここから歌います」とのこと。真似してみたら、さっきとは格段にちがうはっきりした強い声が出て、歌ったメンバー自身がおどろいていました。三寒四温の季節の替わり目、体調も気持ちもさまざまに揺れる時季です。それでもみなさんのいきいきと楽しそうに歌う姿をみると傍で見ているスタッフの方が元気づけられます。この元気をたくさんの人に手渡せるとよいですね。
3月26日の《みやぎの「花は咲く」コンサート》を多くの方に見ていただければさいわいです。