お知らせ
うたカフェ♪_3月
- 2015.3.20
-
仙台市東部、宮城野区内で最初に完成した復興公営住宅の田子西市営住宅では、
町内会主催のサークル活動として、市営住宅およびその周辺にお住まいの方々の
交流の場「うたカフェ」を2014年10月から始めました。
昔なつかしい歌声喫茶にヒントを得て、
みんなで歌い、おいしいコーヒーとおしゃべりを楽しもうという趣向です。
復興センターでは仙台オペラ協会と協働し、音楽リーダーとなる音楽家をコーディネートしています。明るい日差しのあふれるこの集会所はとても気持ちのいい場所です。ピアノの脇には先月来のお雛様と勇壮な五月人形が飾られて、さらに華やかな雰囲気になっていました。今日も仙台オペラ協会の松本康子さんと岩瀬りゅう子さんが歌のリーダーを務めます。ピアノ伴奏は日野有貴さんが担当しました。日野さんは今回、うたカフェ初参加です。「明るくてすてきな集会所ですね」と感心していました。
会場にはすでにコーヒーの佳い香りが漂っています。喫茶ひこのマスター西垣さんが参加者のために早くから準備を整えてくださいました。ウォーミングアップのときに、松本さんが「良い香りがしますね。胸いっぱい吸い込んでくださーい」と深呼吸による胸と背中のストレッチを行ないました。いつもより肺活量が増えたでしょうか。
ところで、3月は年度末だしお彼岸だし、住民の方々も何かとお忙しい様子で、今日の参加者は11名でした。しかし、松本さんも岩瀬さんもぐいぐいと歌を進めるので、参加者もそれに追いつこうと頑張りました。こじんまりとしながらもパワフルなうたカフェになりました。
例えば、『どじょっこふなっこ』では「夏はスキップ、秋はセンチメンタルに」など変奏曲ばりに異なるアレンジで歌い、かつ、各番のあいだには愉快なセリフ(「ピッカピッカのいちねんせい」「いーしやーきいも~」など)を大きな声で言うという演出が入って、みなさん大笑いしながら歌いました。
締めとして、岩瀬さんから「合唱団ふうにやってみましょう!」と提案があり、みなさんはピアノの前に勢ぞろいして全10曲から成る『春のメドレー』を歌いました。恥ずかしそうにしている方もありましたが、「小学校以来だから何十年ぶりかしら~」とまんざらでもない様子でした。
1時間たっぷり歌ったあとはおまちかねのコーヒタイムです。松本さんは「うたカフェをやると決まった時から、いつかこの曲を歌おうと思っていました」と満を持して『コーヒールンバ』を独唱。「お、なつかしいね」「あら、いいわねえ」との声がありました。
岩瀬さんは「ひとりぼっちの羊飼い」をカズーの演奏と共に披露。軽快なステップを踏む岩瀬さんに大きな拍手が贈られました。
今回も新人さんが増えました。町内会のご厚意と熱いご要望で、新年度もこのうたカフェは続きます。あらためまして、どうぞよろしくお願いします。