お知らせ
うたカフェ♪_5月
- 2015.5.15
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復興公営住宅の田子西市営住宅では、町内会主催のサークル活動として、
市営住宅およびその周辺にお住まいの方々の交流の場として
「うたカフェ」を2014年10月から始めました。
昔なつかしい歌声喫茶にヒントを得て、
みんなで歌い、おいしいコーヒーとおしゃべりを楽しもうという趣向です。
復興センターでは仙台オペラ協会と協働し、音楽リーダーとなる音楽家をコーディネートしています。風薫る五月、ここ数日は例年にない暑さで、今日も集会所の日陰が心地よく感じられます。あちこちの窓を開けると、さわやかな風が通り抜けてほっとします。いつもおいしいコーヒーを提供してくださる喫茶ひこのマスター西垣さんは「今日からアイスコーヒーを出しますね」といつも以上の大荷物でやって来ました。
ホット用とアイス用では豆の焙煎加減を変えること、ブレンドしている豆の種類や割合などおしえてくださいました。その傍らでは、町内会長さんがエプロン姿でコーヒーの淹れ方をおさらいしています。
「お湯の表面が波立たないように」
「お湯を回し入れるときは手首じゃなくて膝を使うんですよ」
などなど、プロのコツを伺うことができました。珈琲道も奥が深いです。さて、本日も音楽リーダーとして仙台オペラ協会のソプラノ松本康子さんと岩瀬りゅう子さん、ピアニスト可沼美沙さんが登場です。まずは簡単な上半身のストレッチと顔の体操をしました。
今日の歌のテーマは「カノン」。繰り返して追いかけることが基本ということで、おなじみの「静かな湖畔」を3チームに分けて輪唱しました。
続いて、ドイツの歌「コーヒーはいかが」とイタリアの歌「Viva la Musica!」にも挑戦。みなさん初めて聞く歌でしたが、何度も練習して、輪唱の響き合いを楽しみました。うたカフェに来ると、新しい歌との出会いがあるのも特長のひとつと言えるでしょう。短いフレーズを何度も繰り返して歌ううちに興が乗ってきて、松本さんの合図でみんな揃って終わらせるのもすっかり上手になりました。
締めに、松本さんと岩瀬さんがパッヘルベルのカノンをモチーフにした合唱曲「遠い日の歌」を歌い、みなさんうっとりと聴き入っていました。今日も新しい方が参加しましたし、ご近所にはまた新しい復興公営住宅がまもなく完成するのだそうです。これから来るであろう新しい人たちを歓迎する場として、このうたカフェがお役にたてればさいわいです。
帰るときに「来月忘れないようにメモしていかなきゃ」「じゃ、また来月よろしくね」と笑顔で言う方々がいました。はい、また来月お会いしましょう!