お知らせ
気仙沼・ 旧唐桑小学校住宅へ
- 2015.5.12
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気仙沼市街地から5分ほど北へ向かうと、唐桑半島の入口があります。リアス式海岸の唐桑半島は、浜沿いの集落は津波によって大きな被害を受け、また養殖施設などにも甚大な被害がありました。一見、山の上の家々は何事もないようなので、初めはそのギャップにも戸惑います。
唐桑半島での活動は、ムラカミサポート村上さんに代わって唐桑ひのきしんセンターの4名の方が、お手伝いしてくださいました。唐桑半島を中心に仮設住宅での医療支援やイベント支援、お茶会などを開催されています。前回も小原木小学校住宅でお世話になり、演奏メンバーも思いがけない再会にほっとした様子でした。
「そよ風コンサート」今回のツアー最後の会場となった旧唐桑小学校住宅集会所には、15名ほどの方が集まってくださいました。シューベルトの「野ばら」やピアソラの「タンゴの歴史」に耳を傾けた後は、皆さんにも歌声で参加していただきました。皆さん歌がお好きなようで「北国の春」などは特に大合唱。ここでコンサートは終わり、のはずでしたが、最後の最後で駆け付けたおばあさんに、G.小関さんから、旅情歌を数曲プレゼント。最後はvn.駒込さんも再び加わって、宮城ゆかりの「青葉城恋唄」をみんなで…。
いよいよ2日間4公演のツアーも無事におしまい。お世話になった方皆さんに感謝だな…と思っていると、「最後に御礼に一曲、歌わせていただいてもいいかしら…」と申し出られた方が。お一人の方が、歌詞カードを丸めてマイク代わりに手にし、「唐桑音頭」を皆さんの手拍子で聴かせてくださいました。「どっこいしょ~」そして「ちょいなちょいな」のハヤシ言葉が、なんとも可愛らしく、どの方も音楽に反応してついついハヤシ言葉が口をついて出てしまう様子からも、みなさんが子どものころから馴染みのある民謡なのだとわかりました。
最後には盛大な拍手。記念にと集合写真も撮らせていただき、2日間の日程を終えました。Sop.沓澤裕恵さん、Vn.駒込綾さん、G.小関佳宏さん、改めましてありがとうございました!
午前の双葉保育園に続いて、今回もまた歌のお返し。聴いていただいただけではなく、ついつい皆さんをもっともっと歌いたい気持ちにさせてしまったことにも驚きつつ、音楽には(地元の)唄でお返し、と、何よりのプレゼントをいただいた旅の終わりでした。
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