ジャスミン・トリオ「そよ風コンサート」気仙沼ツアー、最後はケアハウスみなみを訪問しました。

こちらは昨年6月、ようやく仮設ではない今の場所に腰を落ち着け、再開したばかりの時にも伺いました。あの頃はまだ空き室もあり、デイサービスも始まっていませんでしたが、今はフル稼働。ベランダからは刻刻と風景を変えていく、嵩上げ作業真っ最中の鹿折地区が見渡せます。

今回スタッフのみなさんから、居住者の皆さんのお好きな歌を事前にリクエストをいただいていました。その中からジャスミン・トリオが選んだのは、古賀政男メロディー「影を慕いて」や「りんごの唄」。その曲が始まった途端、あちこちで嬉しそうに口ずさむ方たちが。やはり、人気でした。「北国の春」「いつでも夢を」もみなさん大きな声で歌ってくださいました。歌い終わるとみなさんとってもいい笑顔！また来てね、とたくさん声をかけられました。
すっかり片付けが終わり、車に乗り込もうと外に出ると、2階のベランダには、ハンカチを振りながら待っててくれたおばあさん、3階のベランダからもおじいさんが、にこにこと待っていてくださいました！「ありがとうございました！」と演奏家一同、手を振りながら出発しました。

気仙沼を訪問するのは、今回が初めてのことだったジャスミントリオのクラリネット菊池澄枝さん、フルート櫻井希さん、ピアノ鷲尾恵利子さん。ツアー中には、この三姉妹にスタッフCも加わり「今回は仙台から、四姉妹で来ました！」なんてお話しをしたところ、終演後本物の姉妹なのだと思われたお客様から「お母さんお父さんは、きっと喜んでいらっしゃるでしょうね」と、手を握られしみじみと声をかけられる…なんて場面もありました。（実際には、血のつながった姉妹ではありませんが、姉妹のように仲よく賑やかな道中でした！）三名のみなさん、そして今回も各会場との橋渡し役としてお世話になりました、ムラカミサポート村上さん。ありがとうございました。また伺います！