お知らせ
田子西「うたカフェ♪」_12月
- 2015.12.18
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仙台市宮城野区にある復興公営住宅の田子西市営住宅では、
町内会主催のサークル活動として、当住宅とその周辺にお住まいの方々の交流の場、
「うたカフェ」を2014年10月から始めました。
昔なつかしい歌声喫茶にヒントを得て、 みんなで歌い、
おいしいコーヒーとおしゃべりを楽しもうという趣向です。
復興センターでは仙台オペラ協会と協働し、
音楽リーダーとなる音楽家をコーディネートしています。今年最後のうたカフェは穏やかな天候に恵まれて22名もの参加がありました。今回もご新規さんが4名、常連さんがお友達を誘ってきてくださいました。
新規参加者は近くの戸建てに引っ越してきた方がほとんどで、「応急仮設住宅に居た頃はイベントがあったり、隣近所との交流もあったけど、今は何もなくなって行くところがなくて寂しいの」とのお話しでした。うたカフェでどんどんお友達を増やしてくださるとよいなあと思います。
さて、今日も仙台オペラ協会のソプラノ松本康子さんと岩瀬りゅう子さん、ピアノ可沼美沙さんが音楽リーダーを務めます。今日はクリスマス特集ということで、緑と赤のスカーフを身に着けて登場しました。会場に飾られていたツリーと相まって、雰囲気ばっちりです。
今日は「音の出るものを持って来てくださいね」と事前のお達しがあり、自作のペットボトル製マラカスを持ってきた人がたくさんいました。
いつも美味しいコーヒーを淹れてくださる喫茶ひこのマスター西垣さんも、コーヒー豆マラカスを作って来てくださいました。佳い香りのするマラカスです。
さらに加えて、松本さんが山のようにタンバリンを持って来てくださったので、みなさんそれぞれ鳴り物を持ってスタンバイ。
まず最初に『ホザナ』を歌いました。歌に合わせて大きく腕を振ったり回したりして鳴り物を盛大に鳴らします。これはけっこうな運動になりました。2回歌い終わる頃には体が温まって肩凝りも軽くなった気がしました。
その後も鳴り物を活用しながら、『ウィンターワンダーランド』や『ジングルベル』など定番のクリスマスソングを歌いました。「歌うときには表情も大切ですよ。笑顔でどうぞ」と松本さんからアドバイスがありました。
コーヒータイムには岩瀬さんが『雨に歌えば』を、松本さんが『O Holy Night』を独唱し、みなさんうっとりと聞き惚れていました。
生の歌声には心をふるわせる力があると改めて体感しました。
全員での歌い納めは『きよしこの夜』です。しみじみとした雰囲気でお開きとなりました。出口で「今年もお世話になりました」「また来年もよろしくお願いしますね」「良いお歳をお迎えください」とお声がけいただきました。はい、今年もいろいろありましたね。また来年お会いしましょう!