お知らせ

みやぎの「花は咲く」合唱団_練習初め

2016.1.13

仙台市「音楽の力による震災復興支援事業」
宮城野区被災者交流支援事業
≪みやぎの「花は咲く」合唱団≫
宮城野区の仮設住宅、復興公営住宅、防災移転地区、または津波被災地域に
お住まいのおおむね60歳以上の方々と、毎月1回合唱の練習をしています。

今朝は氷点下の冷え込みとなりましたが、空は青く晴れ渡って気持ちの良い日です。新春最初の練習会に集まったメンバーは、どことなくうきうきした明るい表情で登場しました。あちこちで「あけましておめでとうございます」「今年もよろしくお願いします」と挨拶を交しあっています。
さて、今週末にはさっそく本番を迎えますので、気を引き締めて練習しましょう!今日も合唱指導は仙台オペラ協会の齋藤翠さん、ピアノ伴奏は目々澤亜紀さんです。
DSC_0518本番仕様に並んでみると、雰囲気が改まってしゃきっとしますね。まずは『知床旅情』から。言葉を押しつぶさず、母音の響きを大切にして滑らかに歌うことを練習しました。『カチューシャ』は弾むテンポにつられて言葉が切れ切れになってしまうので、テンポ感をキープしながらもなめらかに歌うこと。腹筋と横隔膜を使って声をしっかり支えること。『家路』では、気を抜くとすぐに音程が低くなりがちなので、高めに音を“捕りにいく”ことなど、たくさんの注文が出ました。
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いつも注意されることに「あくびののどですよ!」というのがあります。表面的に口を開けても良い声は出ません。上顎の奥を高くして、ちょうどあくびをするときのようにのどを広げることが発声の基本です。今日はそれに加えて、頭の後ろにも意識を向け、声を響かせる練習をしました。「後ろ髪をひっぱるとイメージしやすいですよ」とのことで、みんなで試してみたところ、ぐっと声の響きが豊かになりました。ちょっとしたことですが、すごいですねえ。不思議です。DSC_0519
DSC_0516さあ、今週末はいよいよ本番です。津波被害のため人が住めなくなった沿岸部の或る町内会の解散式で歌ってほしいと合唱団はお招きいただきました。かの土地とあの町の歴史に敬意を表し、そして新しい門出を祝うために心をこめて歌いましょう!