お知らせ

若林西「うたっこ会」_7月

2016.7.20

仙台市若林区にある復興公営住宅の若林西市営住宅では、
住民同士の交流の場「せせらぎサロン」を続けています。
そのプログラムの一つとして「うたっこ会」を2015年9月から始めました。
季節に一度、プロの音楽家と一緒にみんなで歌い、お茶を飲んで楽しい時間を過ごします。
復興センターでは、音楽リーダーとなる音楽家をコーディネートしています。

前回の訪問からはや4か月、春から夏へと季節は移り、おひさしぶりの若林西市営住宅です。「うたっこ会」の音楽リーダーはメゾソプラノ後藤優子さんとピアノ田村聡子さんです。昨日の泉中央南「歌声サロン」に引き続いてのご登場となりました。早朝からお疲れさまです!
DSCN0811今朝も早くからせせらぎ会のメンバーがエプロン姿で大活躍、台所は超満員でお昼ごはんの支度に余念がありません。みなさんの張り切っている感じが伝わってきました。稲荷ずしを作りながらだとおしゃべりもいっそう弾むようで、「あーっはははは」と盛大な笑い声が聞こえてきました。お元気そうでなによりです。演奏家が到着すると「あら~お久しぶりです」「また会えて嬉しいわ」と大変な歓迎ぶりでした。

DSCN0734会場には手づくりの七夕飾りが大きくかざられていて、とても華やか。演奏家も「わぁ~素敵!」とおどろきの声を上げていました。
朝10時の開始に合わせて参加者が集まってきました。常連さんもいれば、「今日はじめてなの」というご新規さんもいらしてほぼ満席。うれしいことに今日は男性の参加が思いのほか多く、せせらぎ会メンバーも「彦星さん大歓迎でーす!」と喜んでいました。
よその復興公営住宅でもそうですが、男性が閉じこもりがちになる傾向があるので、せせらぎ会では何か機会があるごとに声を掛けて参加を促しているのだそうです。
DSCN0744さて、うたっこ会も恒例のウォーミングアップから始めました。両腕を大きく広げて肩や胸まわりを動かすエクササイズのときに「白鳥のように美しく羽をひろげましょう」と後藤さんが言うと、参加者も一緒になって「ちゃーん、ちゃららららーん」と『白鳥の湖』を歌い出し、大笑いになりました。相変らずノリのいい若林西ですね、流石です。DSCN0754DSCN0753
今日は『あめふり』『たなばたさま』『夏の思い出』を歌いました。
合唱というほど厳密に歌っているわけではないですが、それでも男声が入ると歌に深みが出ますね。童心に帰ってリズムに乗って体を弾ませながら「ぴっちぴっちちゃっぷちゃっぷ」のフレーズを歌っています。とても微笑ましい光景でした。
DSCN0782DSCN0757後半のミニコンサートで『この道』『時の流れに身をまかせ』が演奏されると、それまでの賑わいから一転、水を打ったようにしんと静まり、多くの方が身を乗り出すようにして歌に聴き入っていました。こういうふうにしみじみと何かを噛みしめる時間が日常の中にあることは良いことだなあと思いました。

DSCN0798うたっこ会のあとは七夕スペシャルの昼食会となりました。DSCN0793
テーブルを並べて全員が着席すると壮観ですね。稲荷ずし、お浸し、野菜サラダの寒天寄せにフルーツまでついていて、美味しそうです。大きな声で歌っただけに「おなかすいたねー」という声があちこちから聞こえてきました。
DSCN0802「何を食べるとそんなにいい声が出るの?」と後藤さんに質問する人や、「おしとやかな声のハモリが素敵です」と田村さんに話しかける人など、美味しいごはんと一緒にお話しも楽しく弾みました。
いつもここに来るたびにおもてなしを頂戴するのでお礼を申したところ、「こちらこそいつもいろんな人たちに支援されててね、みなさんのお気持ちにはやっぱりこっちも気持ちで返したいと思うの」と料理リーダーの方がおっしゃいました。
支援する/支援されるという構図ではなく、みんなで一緒に楽しい時間を創るのがうたっこ会の良いところです。参加者のみなさんの笑顔に音楽家はどれだけ励まされ、勇気づけられていることでしょう。DSCN0809
次回は秋にうかがいますね。今度はどんな歌にしましょうか。またよろしくお願いします。