お知らせ

みやぎの「花は咲く」合唱団_10月

2016.10.19

仙台市「音楽の力による震災復興支援事業」
≪みやぎの「花は咲く」合唱団≫
おもに宮城野区の仮設住宅、復興公営住宅、防災集団移転地区、
または津波被災地域にお住まいのおおむね60歳以上の方々と、
毎月1回合唱の練習をしています。

10月にしては暑いぐらいの陽気となりました。ありがたいけど、ちょっとしんどい季節の替わり目です。合唱団メンバーもふうふう言いながら、汗を拭き拭きやってきました。
dscn1906今日は講師代行で仙台オペラ協会のソプラノ岩瀬りゅう子さんが登場しました。ピアノ伴奏は目々澤亜紀さんです。dscn1897
恒例のウォーミングアップは指折り数えるエクササイズや肩ほぐし、脚を軽く叩いたり、お互いに肩を叩いたりしました。dscn1834
指を使ったメニューはちょっとした脳トレにもなって「うわぁ、できない!」と言う声が上がりつつもみなさん楽しそうにトライしていました。
dscn1849発声練習では「舟の櫓を漕ぐつもりでやってみましょう」と、足を一歩踏み出して腕を曲げ伸ばし。すると、さっきよりぐっと力強い声になったようです。岩瀬さんは「お腹から声を出す感覚がつかみやすくなるでしょう?」と言いました。なるほど、確かにそうですね。

dscn1885今日はいつもと趣向を変えて、秋にちなんだ唱歌のメドレーを練習曲に選びました。『里の秋』『野菊』『赤とんぼ』など計7曲が並びます。
岩瀬さん独自のオプションとして、前奏にシャンソンの『枯葉』の歌詞を追加しました。いつもと違ってぐっと大人の雰囲気で、新鮮です。dscn1858

さらに『紅葉』では輪唱にしたり、『村祭』では「あ、そおれっ!」と掛け声を入れたり、さまざまなおまけが追加されてメンバーはついていくのに一所懸命です。でも、体を揺らしたりはずんだりしながら歌う彼らの姿に、「ああ歌うことが本当に好きなんだなあ」と感じました。
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例えば『ちいさい秋見つけた』では、「繰り返される歌詞をどう歌いますか?」と質問があり、dscn1843
「だんだん小さくしていくのは?」「ここは大きくしてはどう?」と出てきた意見を取り入れながら音楽づくりをしていました。

『赤とんぼ』を歌うときに、「桑の実って食べたことありますか?」と岩瀬さんが尋ねるとおよそ半数の手が挙がりました。dscn1900
合唱団の長老Aさんが「オレが子供の頃は食べるものがなかったから、食べたよぉ」としみじみ言いました。すると「そう!私も!」「そうなんですか?」「食べると手から口から黒くなってさ」「そうそう」「なつかしいねえ」とあちこちで桑の実談義に花が咲き、しばらく練習が中断するほど賑やかになりました。
dscn1914練習の締めには座席を離れて歌ってみました。歌い出しの時に一歩踏み出すというオーダーです。演出がどんどん加わって、なんだかパフォーマンスっぽくなってきました。最後は「竿に留まる赤とんぼを見つめる感じで!」と全員で或る一点を見つめて、余韻を味わいました。dscn1931
岩瀬さんのリードにあれよあれよと引っ張られ、全身を使って歌と遊び、歌を楽しみました。
帰り際に「ああ楽しかった~」とニコニコしていた人がたくさんいました。
今日感じた「歌うたのしさ」「歌うよろこび」を今後の練習に活かしていきたいですね。それではまた来月、よろしくお願いします!