お知らせ
けせんぬまおひさま保育園を再訪
- 2016.11.17
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今朝は気仙沼市茗荷沢にあるおひさま保育園に、仙台チェンバーウィンズのみなさんとともにうかがいました。以前復興コンサートを届けた時に「また来てください!いつでも!」と熱烈なラブコールをいただき、今回の再訪となりました。廊下に飾られた子供たちの絵が焼きさんまというのがこの土地ならでは、ですね。
ホールでは0歳から5歳までおよそ90人の元気いっぱいな子供たちが待っていてくれました。
門脇さんと渡邉さんのドレス姿に「わあ〜」「あ、かわいいひとがいるよ」という声が聞こえてきました。小林さんのドラムソロに「うわー!」と驚き、大笑いして耳を塞ぐ真似をする子や、はげしく両手を動かしてピアノを弾く真似をする子の姿がありました。渡邉さんや叶さんが子どもたちの間を縫ってすぐ目の前で演奏すると、目をぱちくりさせていました。
大好きなジブリの曲や、おひさま保育園の歌では大きな声で歌っていました。童謡メドレーでは立ち上がって踊り出す年長さんも。子供たちの反応がヴィヴィッドでエネルギッシュなので、演奏家もたじたじです。先生方は「今日はまだおとなしいほうですよ」と苦笑していました。
終演後にお茶をいただきながら園長先生にお話しをうかがいました。
もともとあった園が津波で流され、当時の理事長を亡くすという危機を乗り越え、保育士たちの熱意で再建なった保育園です。地元の人たちの状況や要望に合わせた柔軟な対応をすること、子供たちが元気に伸び伸び育つことを最優先に経営しているそうです。
「震災から5年が経ったというけれど、私たちにはまだ“現在”なんです」と語った園長先生の言葉が印象に残りました。
園庭を駆け回る子供たちの元気な声を嬉しく思いつつ、子供たちの生きてゆく力を育むことに音楽がお役に立てたらいいなあと思いました。