お知らせ

泉中央南「歌声サロン」_1月

2017.1.24

仙台市泉区の復興公営住宅で2015年10月から「歌声サロン」を始めました。
復興センターでは音楽家をコーディネートし、泉中央南町内会と
泉区まちづくり推進課と協働してこのサロンを運営しています。

DSCN3154今朝の氷点下の冷え込みにはじまり、粉雪降りしきる冬らしい日となりました。
今年最初の歌声サロンには30名を超える参加者が集まりました。「午前中用事があったんだけど、歌声サロンは絶対はずせないと思ってがんばって来ました!」と、さっそくうれしいお言葉をいただきました。この雪の中をありがとうございます。
音楽リーダーはいつものようにメゾソプラノ後藤優子さんとピアノ田村聡子さんです。外は視界が遮られるほど真っ白な雪模様ですが、お二人は猫柳や紅梅の枝の造花を飾って、早春を先取りする設えにしてくださいました。DSCN3148
造花とわかっていても梅の花が匂うような錯覚を覚えました。
恒例のウォーミングアップで両手を広げるエクササイズのときに後藤さんがバレエ曲を口ずさむと、「ちゃ~ららら」と一緒に歌う方がけっこういて、ノリの良さに笑いが起きました。この一連の体操もすっかりなじんだようですね。

まず歌いますのは、おなじみの唱歌『ふじの山』です。DSCN3157
「今日は富士山の衣装なんですよ」と後藤さん。たしかに白と青のカラーリングと裾広がりのシルエットが富士山のようで、ご婦人方から「あらまあ~」「わぁ~」と感嘆の声が上がりました。
みなさんは富士山をイメージして朗々と歌います。歌声がのびのびとして気分爽快、実にすがすがしいですね。

DSCN3183続いて、おもむろに田村さんが毛糸の帽子とマフラーを取り出して二人はお召し替えとなり、『スキー』を演奏しました。DSCN3188
「山はしろがね~」と朗らかなテンポとリズムにみなさん体を揺らしながら歌っていました。DSCN3187
「おー、おー、おー」の部分をうまく歌うコツは「お」を発音する口の形で息を吸うことだそうです。すぐにみなさん真似をして「おう、おう、おう」と声楽家のように歌ってたのしんでいました。

DSCN32043曲目はなんと『いい湯だな』でした。寒いので歌で温泉気分を味わいましょう!とのチョイスです。ここでも田村さんは手拭いと手桶を用意する周到ぶりで、お客さんは大よろこびでした。DSCN3197
言わずもがなの有名なリフレインは「ババンバチーム」と「ビバノンチーム」の二手に分かれて歌い合いました。こういう掛け合いは盛り上がってなお面白いですね。
さあ、温泉めぐりを終えてほどよくくたびれたところでお茶の時間となりました。
DSCN3214お茶の御伴のミニコンサートで演奏された『津軽海峡冬景色』には殿方がことのほか反応を示し、立ち上って拍手を贈る人の姿もありました。窓の外の吹雪を溶かすような熱唱ぶりに心打たれていた様子でした。

大喝采とたくさんの笑顔とともにお開きとなりました。お見送りでは「スキーの歌で思い出したんだけど、『黒い稲妻』という映画があってね…」と思い出の一場面を語りだす方がいました。DSCN3233
ほんの短い間ですが、参加者と演奏家が直接語れるこのひとときはとても大事な時間だなあと思いました。「次回はいつだっけ?」「今度、この歌をうたってね」と楽しみにしてくださっている様子が私たちも嬉しいです。どうぞ風邪などひかないように、また来月お会いしましょう!