お知らせ

みやぎの「花は咲く」合唱団_5月

2017.5.10

仙台市「音楽の力による震災復興支援事業」
≪みやぎの「花は咲く」合唱団≫
おもに宮城野区の仮設住宅、復興公営住宅、防災集団移転地区、
または津波被災地域にお住まいのおおむね60歳以上の方々と、
毎月1回合唱の練習をしています。

ゴールデンウィークが終わって日常が戻って来た感じですね。さあ今日も元気に練習しましょう。合唱講師は齋藤翠さん、ピアノ伴奏は目々澤亜紀さんです。
まずは連休で鈍ったからだを起こしましょう。肩甲骨まわりのストレッチで「いたたた…」「効く~」とため息が聞こえてきました。
腰に手を当てて横隔膜を意識しながらカウントに合わせて息を吐き出すと、じんわり汗ばむほどでした。こういうエクササイズは自宅でも常日頃やっていただくとよいですね。
さて、今朝はいきなり新曲『埴生の宿』の音取りから始めました。
この曲は、これまでの曲と違って、ピアノ伴奏に歌の旋律が含まれていないという新たな難しさがあります。かつ、よく知っている歌でも合唱の編曲になるとまた別の旋律になることはよくあるので、ソプラノさんもアルトさんも(毎度のことですが)冷や汗たらり…という様子。でも、傍で見ていると以前より格段に落ち着いて音取りに取り組むことができていますよ。
ところが、みなさん音程を探すのに夢中で、発声の基本となる口の形をすっかり忘れてぶつぶつ呟くように歌ってしまいます。翠さんはすかさず「のどの奥を引き上げた〈あくびののど〉を忘れないように!歌うときはこうしないと居心地が悪いなあと感じるぐらいになってください」とアドバイス。するとみなさんは「あ、そうだった!」と気がついて苦笑いしていました。
翠さんの〈褒めて伸ばす〉教え方につられて、合唱団はあれよあれよという間にハモリをやっていたのでした。初回なのでまだ粗いですが、それでも響きの美しさと声を重ねるたのしさが充分に感じられました。
今日はいろいろ用事が重なって男声パートが少なかったのが残念です。次回の参加に期待しつつ、どんなハーモニーになるか楽しみですね。それではまた来月!